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三浦縦貫道路で「ETCGO」の本格導入に向けた社会実験が始まります!

ETCGO社会実験開始

 神奈川県道路公社(本社:横浜市中区、理事長:田中 和久)は、三浦縦貫道路(横須賀市)において、ネットワーク型ETC技術※1を活用した新しい決済サービスである「ETCGO」※2の本格導入に向けた社会実験を、令和6(2024)年7月17日(水)より開始します。

 昨年度は、「ワンストップ型ETC」という名称で、利用者にETCカード番号等を事前登録していただくことにより、社会実験を行い、安全且つ円滑な料金所の通過を確認することができました。

 今回の社会実験は、事前登録が一切不要で、ETCカードをそのままご利用いただけるようになり、本格導入に向けた最終段階の実験です。

 なお、「ETCGO」で使用可能なカードは当面の間、下記の2社に限られますので「ETCGO」利用者様向け情報サイトをご確認の上、ご利用頂きますようお願いいたします。

※1 「ネットワーク型ETC技術」とは、遠隔地に設置したセキュリティ機能を有した情報処理機器と駐車場等における複数の路側機を通信ネットワークで接続し、路側機で取得した情報を集約させて一括処理することで、ETCカードを用いた決済の安全性を確保する技術です。

※2 ETCGOは、首都高速道路株式会社、アマノ株式会社、株式会社日立製作所、首都高ETCメンテナンス株式会社が共同で事業化したETCカードによる新たな決済サービス(ETC多目的利用サービス)です。これまで当公社が取り組んできた「ワンストップ型ETC」と同じ機器を使用するものであり、ご利用の際は料金所で一旦停止が必要です。

<社会実験概要>

実施期間 令和6(2024)年7月17日(水)10:00から令和7(2025)年1月12日(日)15:00まで
場所 三浦縦貫道路料金所(神奈川県横須賀市)
概要 「ETCGO」サービスによる非登録での安全且つ円滑なETC決済の長期間稼働検証
使用可能なETCカード会社
(ETCカード)
・三井住友トラストクラブ株式会社(ダイナースクラブカード)
・株式会社イオン銀行(イオンETC専用カード)
[業務受託会社: イオンフィナンシャルサービス株式会社]

(注)
・三浦縦貫道路での昨年度社会実験(令和5年3月~同年8月)において、使用可能であった4社のETCカードの内、今回も使用可能な1社(三井住友トラストクラブ株式会社発行のダイナースクラブカード)以外の3社(トヨタファイナンス株式会社・三菱UFJニコス株式会社・ユーシーカード株式会社)は、現在のところ「ETCGO」で使用できない状況です。
これらのETCカードについては、今後全て使用できるようにするための調整を継続しています。
・また、その他のETCカードにつきましても、各発行会社と交渉を進めており、今後順次拡大していく計画です。

(使用可能なETCカードの情報)
ETCGO利用者向けサイト
https://www.amano.co.jp/etcgo/user/
ETCGOQR

ETCGOの通行手順

■本件に関するお問い合わせ先
神奈川県道路公社 技術部技術課(社会実験事務局)
TEL 045-228-9399

<社会実験箇所【位置図】>

ETCGO位置図

<実験レーン(ETCGO)【平面図】>

ETCGO平面図

<実験レーン(ETCGO)【横断図】>

ETCGO横断図

<背景と目的>

 

 ETCは、首都高速道路株式会社管内で利用率が98%に達するなど、全国の高速道路料金所で通行料金の支払い方法として広く普及しているところです。一方、地方道路公社においては、お客さまからETC導入の要望はあるものの、費用等の課題があり、導入が進んでいないのが現状です。

 神奈川県道路公社では、従来のETCに比べ、初期費用及び維持管理費用が安価なネットワーク型ETC技術を活用した新しい決済サービスの導入に向けて、「ネットワーク型ETC」の社会実験※3を実施し、機器の動作確認や通信の安定性を確認してきたところです。

 これまでは、ETCカード番号等を事前登録した方しか利用できませんでしたが、今回は事前登録無しで、安全且つ円滑なETC決済が可能かどうかを検証し、この成果を踏まえ、いよいよ本格導入へと繋げてまいります。

 

※3 社会実験の実施経緯

(旧本町山中有料道路)
第1回
(目的)上下線各1レーンを使った機器の作動等の検証
(期間)令和2年 3月23日(月)10:00から同年5月21日(木)15:00まで
(結果)URL:https://www.kdt-kousha.or.jp/monitor2020-result/

第2回
(目的)車種自動判別システムを導入して、機器の作動、通信の安定性等の検証
(期間)令和3年10月22日(金)10:00から同年12月20日(月)15:00まで
(結果)URL:https://www.kdt-kousha.or.jp/monitor2021-result/


(三浦縦貫道路)
(目的)上下線各2レーンを使った機器の作動、通信の安定性等の検証
(期間)令和5年 3月15日(水)10:00から同年8月31日(木)15:00まで
(結果)URL:https://www.kdt-kousha.or.jp/miura2023-result/

<期待される効果>

【利用者の方々への効果】
  料金精算時の負担軽減、通過時間の短縮および非接触決済による感染予防
【有料道路への効果】
  料金所の処理能力向上、利便性向上による利用促進および中長期的にみる経費節減
【地域社会への効果】
  地域経済の活性化および有料道路の利用促進による観光振興

<社会実験における実施体制>

会社名

役割分担

神奈川県道路公社

社会実験実施主体(事務局)

首都高速道路株式会社 ETC情報セキュリティ管理
アマノ株式会社 ETC多目的利用サービスにかかる機器開発・販売及び運用・管理サービスの提供(ETCカードによる決済サービスの提供含む。)
株式会社日立製作所 ネットワーク型ETC技術システム構築支援
首都高ETCメンテナンス株式会社 ETCに関する技術協力及び機器設置
三井住友トラストクラブ株式会社

株式会社イオン銀行
[業務受託会社]
イオンフィナンシャルサービス株式会社
ETCカードによる決済の実施

 

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